先月、ようやく療育手帳Bを取得できました。
そのとき、ぴょこりんは1歳8か月。
取得までの流れを、振り返ってみたいと思います。(長文注意!)
役所へ問い合わせ
1歳過ぎたころ、役所の福祉課へ電話で問い合わせました。
私の住んでいる自治体では、1歳半からじゃないと申請できないと言われたので、そのときまで待つことにしました。
役所へ申請に
ようやく1歳半になったので、今年の7月また役所に電話しました。
ぴょこりん本人を交えて面談しなきゃならない、ということなので、予約をとりました。
そして迎えた当日。
お決まりの質問
「どうやって療育手帳の存在を知りましたか?」
悪気は無いかもしれませんが、聞かれたほうは歓迎されていないムードと受け取ってしまうアレですね。
まあ、ダウン仲間やネットの情報で分かるものだと、普通に答えました。
家族構成、家庭のこと、妊娠時のこと、ぴょこりんの成育歴まで、根ほり葉ほり細かく聞かれ、
母子手帳と照らし合わせて、矛盾がないかチェックされます。
担当者さんは、私の答えを様式にまじめに書き込んでおられました。
30分くらいかかったのですが、途中でぴょこりんがぐずりだしました。
私が必死にあやしていても、
担当者さんは特に気をとめることもなく・・・
最初から最後まで、ぴょこりんのほうを見ることもないし、声もかけられないので、
「なんか一言くらい話しかけてよー」って思ってしまいました。
正直「連れて来いって言ったから連れて来たけど、意味あんのかなー」と。
まあ、嘘の申請をしていないか、本人の存在を確認するためなのかもしれません。
あるいは顔を見てダウン症だと分かるので、特に聞くこともなかったのかな?
役所からは、児童相談所へ申し送りしてくれて、
後日児童相談所から連絡が来るとのことでした。
児童相談所の予約が2か月先
その後、児童相談所(以下略:児相)から電話が来たのは、半月も後でした。
イメージ通り、忙しい所なのでしょうか。
「まだお子さんは小さいので、取得できない可能性もありますが、それでもいいですか?」
と念を押されました。
(役所でも同じことを言われましたが、ダウン症で取得できないってことはないので、ここは気にする必要はないかと思います。)
しかも、判定をする医者が来る日が限られていて、
2か月先まで予約がいっぱいとのことでした。
最短で予約を入れてもらい、10月上旬に行くことになりました。
(待てど暮らせどの図)
児童相談所で判定
主人が仕事を休んで同行しました。
(うちの主人は、運転の下手な私が、遠い所まで運転することを反対しています。)
児相に対する勝手なイメージで、
悲しい目をした子とすれ違ったりするのかな?と思っていましたが、
中はしーんとしていて、誰かとすれ違うことなどはありませんでした。
プレイルームみたいな部屋に通されて、
ぴょこりんを隣で遊ばせながらの面談となりました。
なんか役所と同じような質問するなあ!と思ったら、
役所で書き込まれた様式を持っておられて、
矛盾がないか、照らし合わせて確認されていました。
それに、横で遊ばせているぴょこりんの行動なんかも、きっちりチェックしているようです。
嘘ついたら許さねえぜっていうかんじですね。(まあ当然ですね)
事前に言われていた、染色体検査の結果は、提示を求められませんでした。
隣りの部屋が、医者のいる部屋のようで、
ひっきりなしに人が入っています。
声もなんとなく響いてるんだけど、会話が聞き取れるほどではありませんでした。
1時間ほどの質疑応答の後、
医者の順番が来たので、通されました。
どこが具合が悪そうな、ヨレヨレのお医者さんが出てきて、
ちょちょいのちょいと診てもらい、すぐOKが出て終了。
そして、またプレイルームに戻ると、
担当の方から「療育Bが認可されました」と告げられ、帰宅しました。
その場ではもらうことはできないので、後日また役所から連絡が来ます。
主人「これってなんか特典あんの?」
私「知らん。もらった紙に書いてあるやろ?公共施設の入場料とか、電車賃とか、安くなるみたいやけど。」
主人「はあ?そんなしょうもないの?オレわざわざ仕事休んだ意味ないんじゃ?」
私「あ、自動車税の減免が大きいかも。特別児相扶養手当は下りるかどうか分からないけど、たぶん無理かも。」
自分が付いてくるって言うからじゃない!って、内心イライラしながらも、
ひとまず大切な仕事をクリアした気分で、ホッとしたとびびでした。
役所で手帳を受け取る
役所から封書が届き、受け取りのための来所日を指定されました。
受け取りは、児相から20日後、10月下旬でした。
前回と同じ担当者さんが、手帳と一緒にしおりをくれました。
しおりは、障害者手帳や療育手帳を持っている人が受けられるサービスや特典について、書かれています。
担当者さんは、療育Bがどれに該当するか、きちんと調べて、マーカーをつけてくれていました。
前回、不愛想だと思ったのですが、じつは仕事に対してまじめすぎて、愛想をふりまくのが苦手な人だったのかもしれません。
そして驚いたことに、特別児童扶養手当(以下略:特児)の申請が出来るので、こども課まで案内してくれると言うのです。
正直、特児の存在は隠されると思っていたし、こども課に言っても、冷淡にあしらわれると思っていました。
なぜそう思ったかというと、事前に近隣のダウン仲間に聞いた情報や、SNSのダウン先輩たちに聞いた情報によります。
療育手帳Bで特児が下りるかどうかは、県によって違い、
富山県は出ないかも、申請すら許されないかも、という覚悟でいました。
案内してくれた担当者さんの親切に、感謝です。
子ども課の方も、申請に前向きムードで、とても好印象でした。
私の住む自治体は人口が少ないため、おそらく療育手帳Bを取る人も、非常に少ないのかもしれません。
だから、県から特児が下りるかどうかは、担当者にとっても未知数のようでした。
今は、申請のために必要な、主治医の診断書待ちのため、まだ申請できていません。
特児のことで何か分かったら、またブログに書かせてもらいます。
さてさて、これが取得した療育手帳です!
中身はこんなかんじ
↑個人情報を塗りつぶしたら、ふざけたかんじになってしまいましたが・・・
本来はいたってまじめな姿の手帳です。
一番最近では、主人の会社の年末調整に提出しました。
(障害者の控除のためです)
これからバンバン活躍してくれますように!
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