ぴょこりんはまだ入院中ですが、手術が無事に終わり、今はとても元気になりました。
また病室からスマホで更新します。
手術前夜のことを思い出すと、そのときは2時間しか眠れませんでした。
というのも…
こんなベッドに添い寝しなければならず、狭くて寝返りは打てないわ、暑いわで…
ぴょこりんも暑いようで、一晩中はげしい寝返りを打っていました。
手術当日。
主人も付き添いのため、早めに来てくれました。
ぴょこりんは
●ごはんは前日の晩まで
●ミルクは当日朝8時まで
●水分は当日朝10時まで
●手術は13時スタート
というスケジュールです。
絶食や水分ぬきに耐えられるか心配でしたが、大丈夫でした。
手術室には、私たち夫妻が抱っこして連れていくことになっています。
病室でこんなのを着て、向かいます。
これから大変なことが待ち受けているとも知らず、無邪気に笑うぴょこりんを見て、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
手術室へ向かう廊下は、何もないし、ひどく長く感じられます。
約1年前に、緊急帝王切開で、私も同じ場所を車椅子で運ばれたことを思い出しました。
一つ目の扉を入ると、手術のスタッフが挨拶して下さいました。
これも私のときと一緒。
あのときの緊張感が蘇ります。
私のときはたしか、最短距離の3の扉に入ったかなあと思い出しながら、
ぴょこりんを1の扉の部屋へ連れていきました。
事前に聞いていた通り、不安を和らげるため、アンパンマンのDVDを流してくださっていましたが、本人は手術台に置かれた時点で、もうやばいと分かったのか、泣きが始まってしまいました。
事前に聞いていた、いちごの香りのガスで眠りました。全身麻酔です。
全身麻酔に加えて、足の麻酔も行いますが、私たちはここで退出です。
主人は不安がっていましたが、信じて任せるしかないからとなだめました。
歩いて病室まで帰り、部屋で待機します。
今回の手術は、こんな内容です。
右足の中指と薬指がくっついた部分を、切り離し、皮膚を移植します。
皮膚は左足から取り、なくなった部分の皮膚は縫合して閉じておきます。
皮膚は伸びるから大丈夫のようです。
右足は、子供なのでじっとしていることができないため、絵のように杭を打って、皮膚が定着するまで固定します。
手術はだいたい2時間だろうと聞いていました。
お母さんが面会に来られ、一緒にオリンピックを観ながら待つことにしました。
アルペンを観ていて、日本選手は36番目と書いてあるので、今は何番目かも分からず、テレビもそれを教えてくれず、ただひたすら待っていました。
2時間経過しても一向に呼ばれる気配がなく、3人ともだんだん不安に。
アルペンも、長い間待ったのに、日本人選手が出る前にメダルが確定して、終了モードに。
さらに、日本人選手がやっと出てきた!と思ったら、1秒くらいで「コースアウトです!」
もう次の選手が滑ってる映像しか映らず…
この長い待ち時間が棒に振られたような気分になって、手術への不安が増幅してしまいました。
3時間経過したとき、ようやく呼ばれ、私一人と、看護師さんたちが部屋のベッドを運んで、手術室に迎えに行きました。
大泣きしているぴょこりんの声が聞こえ、元気なことが分かりました。
部屋までは、こんなふうに私も一緒に中に入って、運ばれました。
大泣きし続けるぴょこりんをぎゅっと抱きしめながら、ベッドは廊下を移動。
さらし者みたいでかなり恥ずかしかったんだけれども、一人で乗せるのはかわいそうなので、仕方ないことなのかな…
執刀の先生によると、「予定通りに終わりました」
じゃあ最初から3時間って教えてよ…
部屋に戻ると、お母さんは顔を見て安心して帰っていかれました。
主人は、面会門限の20時頃までいて、ぴょこりんをいっぱい可愛がってから、帰宅しました。
あまりに激しく泣くので、18時頃に痛み止めの座薬をしてもらって、しばらく落ち着いていましたが…
また21時頃から、一時間に3回ほど激しく泣き、夜中0時まで続いたので、とうとうナースコール。
6時間経過してるから、また、座薬ができるとのことで、やってもらいました。
その後2時間ほど寝ては、また激しく泣き、明け方2時間ほど寝ました。
まさかこんなに苦しめることになるとは思わず、可哀想すぎて私もどうしてよいか分からなくなりました。
またつづきます。