シリーズ「ダウン症児を授かって」第4回目です。
ずいぶん間が空いて申し訳ありません。
シリーズ前回の日記【3】はこちら
28週 前置胎盤の疑い
「前回の検診で『前置胎盤の疑い』と書かれてあったので、内診で確認しますね。」
え?聞いてない!!ていうか「ゼンチタイバン」って何ですか?
そういえば、前回は主治医が不在で、違う先生に診てもらったのですが、
ドラマに出てくる女優みたいな先生でした。
でもSっ気たっぷりの雰囲気に、この先生が主治医じゃなくて良かったと思ったのでした。
このSっ気先生、出産のとき頻繁に登場しますので、仮名を「白鳥麗子」とさせていただきます。(昭和ですみません。同性同名の方すみません。おらんか)
白鳥麗子、なにこっそり前置胎盤の疑いかけてるんだよ・・・
そんなことを思っている間に
「確認しましたが、ギリギリ大丈夫でしたので、経腟分娩でいけます。」
ギリギリという言葉に不安を覚えなくもなかったですが、とりあえず安心しました。
「ゼンチタイバン=前置胎盤」とは、胎盤が子宮口をふさいでしまって、何かと問題のある状態のことだと分かりました。
「ただ逆子なので、後で逆子体操の指導を受けてください」
ぎえぇぇーーーキターーーー逆子!
まあ、体操していたらもとの位置に戻るんだよね?
と思ってやってみたら・・・
地獄体操でした。
30週 帝王切開か骨盤位分娩か
検診で、逆子が戻っていないと言われました。
本当は検診までに一度なおったのですが、検診前にまた戻った感があり、やはりそうでした。
そして「骨盤位分娩」の紹介をされました。逆子でも経腟で産む方法があるそうです。
唯一それに携わることのできる、おじいさんの産婦人科医がいる、とのことでした。
ただ、リスクがあることを聞きました。
そこまでするなら、帝王切開のほうが低リスクでいいに決まっていると思いましたが、
たきえもんはまだまだ動くので、きっと逆子はなおると信じていました。
もうすぐパパママ教室
私の住んでいる自治体の保健センターから、「もうすぐパパママ教室」の案内が届いたので、主人と一緒に参加しました。
主人は仕事なので、しぶしぶ午前中だけ半休を取ってくれました。
5、6組の参加で、1組以外は皆、旦那さま同伴。
しぶしぶついて来た主人も「やっべー!来てセーフだった・・・」みたいなことを言ってました。
さらに、イクメンの意欲満々な男性がいて、その方の意見を聞いて影響されたようで、
この日を境に、主人の意識が変わりました。
いやー!なんというありがたいイベント!!!
↑妊婦体験
32週 帝王切開の決断を延期する
主人の意識が変わったのと、雪道運転の心配もあり、初めて検診に同伴してくれました。
そして、逆子がなおっていませんでした、
「この時点で逆子だと、もう産むまで逆子のままです。」と言われました。
骨盤位分娩と帝王切開の説明を受けて、
「帝王切開がいいです」と言ったら、すぐに予約を入れられそうになりました。
でも手術を経験したことがなくて怖くて、次回まで待ってくださいとお願いしました。
34週 逆子なおる
逆子体操は効かないので、もうとっくにやめていました。
その代わり、このシリーズで前回紹介させていただいた本「安産力を高める骨盤ケア」にある、おしりふりふり体操を続けていたのですが、
ポーズが逆子体操に似ているし、これでたぶん逆子なおるわ、と信じていました。
新品価格 |
そして迎えた34週検診。
先生「逆子・・・なおってますね?!まさか、びっくり。」
そうなんですよ。
たきえもんやるときゃやる女なんで!えっへん。
というわけで、帝王切開の話もなくなりました。
膣内にB郡溶結性れんさ球菌がみつかり、出産時に抗生物質を点滴しながら分娩することになりました。
36週(臨月) 主人が部屋の壁を改装するってオイ今かよ
助産師さんに体重をふやすなと言われました。
食べ放題の日々よ、さようなら・・・
それから、冬期休業に入った主人が、いきなり壁のリフォームを始めました。
結婚1年後に同居することになり、2階の居住スペースの部屋用に、壁紙に塗れるしっくいを購入したのです。
それをしばらくの間放置していて、今から塗ると言うのですが・・・
いつ産まれてもおかしくない時に、今から部屋をめちゃくちゃにするつもり?なぜこのタイミング?とキレそうになりました。
だけど、泣いて止めても私の言うことなんて聞いてくれません。
冬期休業中に塗らなかったら、いつ塗るんだよと言われました。
出産になったら一瞬で片づけると言うのですが、嘘だろ・・・
(結果としては嘘でした。ムキキキキキ!!!)
もちろん、同居の義父母の言うことも聞いてくれません。
主人が組み立てたベビーベッドと、
私がコツコツ準備したベビー用品だけは揃っています。
でも、とうとう赤ちゃんを迎える部屋の準備ができないまま、出産の日を迎えたのでした。
↑こんなにとんでもなくお腹が飛び出していました