初めて立つのに理由がある【前編】の続き、後編です。
新潟から富山への帰路につき、2次会は地元の焼き肉屋。
私としては、2次会は出なくていいだろうと思い、いったん帰宅しました。
でも、後から主人から電話がきて
「ぴょこりんをお母さん(姑)に預けて、一人で参加しに来てほしい」と。
「はいはーい」と一応は返事したものの、内心は「無理っす」。
ぴょこりんの夜ごはんを用意したり、限界のぴょこりんがすぐ寝落ちできるように、布団を敷いたりしていました。
すると、今度は主人の友人(主催者のYさんじゃない人)から「ぜひとも来てくれ」と電話が。
仕方ないので、ぴょこりんをお母さんに預け、焼き肉屋へ。
焼き肉屋に着いたら、今日参加したメンバーが私とぴょこ以外全員揃っていたので、「やば」と思いました。
赤ちゃんさえも参加していました。
主催者Yさんの人望と権威?(笑)は、私が甘くみていたものとは違っていたようです。
といってもYさんは怖い人ではなく、全然優しく、帰りのバスはうちの前まで送ってくださり、荷物を降ろすのも快く手伝ってくださいました。
みんなが食べ飽きた焼けすぎた肉を食べながら、Yさんは私のために一人ずつ紹介(というか説明)してくださり、「まあこんなメンバーだけど、ぜひ次も機会があったらみんなで遊ぼうね」というかんじでした。
その間、お母さん(義母)がケータイを鳴らしていたことも気づかずに。
朝から飲んでばかりの主人は、もう目が半開きになって、ヤバい状態になっていました。
なんとか車に乗せ、帰宅したころは夜9時前。
さすがにぴょこりん爆睡だよね?と思って家に入り、2階の私たちの住まいに上がると・・・
そこにはしっかり起きているぴょこりんとお母さんの姿が!
「ねえ!!ケータイ鳴らしてたの気づいてもらえなかったから、LINE送ったの。見た?見た?見た?」
と、お母さんは興奮ぎみ。
「え?見てませんでした。なにかありましたか?(焦りっ)」
「ぴょこりんちゃん、この布団の上で立ったの。何にもつかまらないで。しかも1回じゃなく、10回くらい立ったのよ!私もぴょこりんも、そりゃあもう、嬉しくて嬉しくて!!」
ぎゃーーーー!!!まじですかい?
しかも記念すべき瞬間を、私のいないときに?!!!!
立つのを誰よりも望んでいた、ばあちゃんの前で見せたかったんだね?
もう感動して、泣きそうになって、それからお母さんのかけ声で、ぴょこりんは私の前でも2、3回くらい立ってくれました。
お母さんと何度も何度も「おめでとう!嬉しい!ありがとう!」を繰り返し、喜びを共有しました。
ぴょこりんは、今日会った大きな声の人たちと、活発な子供たちを見て、きっと何か思ったのでしょう。
そして、立ってみよう!という気になったのだろうと思いました。
あらためて、ぴょこりん立っちおめでとう!
ちなみに、その時泥酔していた主人は・・・千鳥足でやっとこさ2階へ上がると、即就寝。
私たちに何が起こってるかなんて、知る由もなし。
ふっ・・・残念だわね。
ちゃんちゃん。
ぴょこりん一コマ劇場(写真版)
4月26日 上越の水族博物館「うみがたり」のシロイルカ