みなさまこんにちは、とびびです。
長い間おサボりしてすみません。
6月から7月にかけて、家族でぐるぐる風邪を回していました。とてつもなく強い風邪菌でした。まだ過去形じゃありません。
私と義母はまだ咳をしていて、私の実家のとび父ととび母が、今真っ最中です。
ふつう風邪って、一度ひいたらもう同じ風邪にはかかりませんよね・・・?
でもこの風邪は、人にうつした後、また自分に戻ってくるという恐ろしい風邪で、私はたて続けに3回もひき、早死にするかと思ってしまいました。
さらに、
書いていいのか分からないし、恥ずかしくてあまり人に言ってないのですが・・・
ぴょこりんが救急車で運ばれて、一泊だけ入院して帰ってきました。
でもたいしたことなかったんです・・・結果的に。
救急車を呼んでしまいすみません
主人と義母は、風邪が完治するまで、風呂に入っちゃいけないという信念を持っています。
それは別に構わないのだけど、私とぴょこりんにもそうしろと・・・
この蒸し暑く、体のベタベタする毎日。
いくら人に会わなくても、私はシャワーしなきゃすぐ皮膚病とかになるし、精神的にも参ってしまいます。
それで、実家でこっそりぴょこりんと風呂に入ってきました。
その直後、鼻水がいっぱい詰まっていたぴょこりんが、痰もからんで、自分で痰を切れないため、気道を確保できなくなり、ちょっとした呼吸困難のようになりました。
じつはこれが初めてではないのですが、今までは自宅で鼻水を吸い取ったり、しばらく泣いていたらなんとかなったりで、やりすごしてきました。
でも今回は、実家にいたので鼻水を吸い取る機械がないし、けっこう苦しそうになっていたので、とび父から病院へ連れていくよう言われました。
私はまず、小児科ではないけど近所の病院へ電話して、子どもの痰が詰まっているので取ってもらえないかと問い合わせましたが、できないと言われました。
次に、行きつけの総合病院の救急外来へ電話し、すぐに来てくださいということで、名前を伝えて準備をととのえようとしました。(車で30分かかります)
その間にぴょこりんがますます苦しそうにもがきながら泣き出し、とび父から「これは危ない!救急車を呼んで!」と電話を渡されたので、私が119番しました。
救急車って、まずは何が起こったのか聞かないで、住所を聞いて、すぐに出動させるんですね。
それから症状を聞かれて、電話を切ったらすぐぴょこりんを抱っこして、外へ出ました。
外へ出たと同時くらいに救急車が来ました。
救急車で様子を見て大丈夫だったら帰されるとか勝手に思ってましたが、救急車ってとにかく目的に向かって運んでくださるんですね・・・(知らなかった)
心拍数等の計測器は、泣いて暴れて全力で拒否するので、つけることができませんでした。
後のことを考えず、ぴょこりんと、とび父と3人で救急車に乗り込み、もともと行く予定だった総合病院の救急外来まで運んでいただきました。
ただですね・・・
ぴょこりんは怖かったみたいで、ずっと大泣きしているんですが、大泣きのお陰で痰詰まりが取れちゃったみたいで、
「あれ?これってもう大丈夫じゃないの?行かなくてもいいんじゃないの?どうしよう・・・やべ」
と、ただひたすら申し訳ない気分になりました。
(まじでまじでまじで、すみません!!!!!)
入院で病床を占領してしまいすみません
大泣きする我が子を抱いたまま、総合病院に着きました。
小児科でよく見かける一番若手の先生が診てくださり(その間もぴょこりんはずっと大泣きですが、具合が悪いというよりは、状況を恐れているようでした)
「痰の詰まりで呼吸困難になることが心配でしたら、数日入院することもできますよ。入院すれば痰を取る機械もありますので」
と言ってくださいました。
私はしばらく迷いましたが、今までも何度かこういう症状があったとき、本当にどうすればいいか分からなくて怖かったので、
「では念のため入院させてください」
とお願いしました。
そしてふと気づきました。
帰りの足がない。
こういう時、とび父には別の車に乗ってきてもらえばよかったと後悔したのでした。(田舎なので、電車やバスで帰るのはきびしいです)
そこで、義母に状況を説明し、迎えに来てもらいました。
私は義母と付き添いをバトンタッチして、義母の車を運転し、とび父を送りました。
そして自宅で入院荷物をまとめてまた向かうのですが、少し時間がかかるし夕方だったので、主人に義母を迎えに行ってもらい、私は自分の車で病院へ行くことにしました。
もう義母と主人は呆れていて、かなり冷ややかな目で見られまして、ええ。
風呂のことは言ってませんが、ぴょこりんの匂いをかげば分かったようで、今回の件は全て風呂に入れたせいということに、後からいつのまにかなっていきました。
それは置いといて・・・
入院してからもずっと泣いていたぴょこりんは、私のいない間だけ、高熱が出たようです。
私が着いてからは少し落ち着いたものの、具合が悪いというよりは、点滴などに繋がれていることに、とても怒っているようでした。
平熱になっているし、痰も詰まったかんじはなくなったようです。
眠ると血中の酸素濃度が落ちるので、夜間に看護師さんが鼻水吸引と鼻酸素のホースを入れに来てくれました。
が、やはり全力で拒否して、眠ってからホースを付けてもすぐに起き上がって泣き出してしまいます。
酸素の数字は95以上が正常らしいのですが、眠ると90や85まで落ちてきて、ナースステーションで警告音が鳴るらしく、ナースが夜中でも駆けつけてきます。
鼻酸素ホースを付けなおすと、がばっと起き上がって、酸素数値が正常に跳ね上がります。さらに泣くと、血中酸素が100になることが分かりました。
看護師さんに申し訳ないので、私はぴょこと数値をずっと見張っていて、鼻に当たらない場所にそっと酸素を近づけたり、眠りが深くなったと思ったら装着させてみたりして、深夜まで格闘していました。
↑まさにそのときの写真・・・
↑眠ると下がる
↑力尽きるまで手作業で酸素を近づける。無謀・・・
そして思いました。
「これって風邪のせいじゃなくて、健康なときもいつもこうじゃないの?」と・・・
いつも見ている母は、以前から睡眠時無呼吸症候群を疑っていました。
もしそうでなくても、呼吸は浅めかな、と。
ふだんから、たまに息苦しそうになって起き、ひどいときは泣き出します。本当にたまにですが。
じつはそうやって、本能的に酸素を取り込んでいたのかもしれません。
睡眠時の呼吸障害は私もたまになるし、主人はいびきがひどいので、遺伝もあるかもしれません。
ですが、新生児のときからうつぶせ寝を好み、舌がいつもだらんとしているぴょこりんは、やはりダウン症の特性として無呼吸になることが多いのではないかと考えていました。
(うつぶせ寝は呼吸が楽ですよね)
深夜1時以降は私もギブアップして、酸素の見張りをあきらめて寝ました。
じつは私のほうがぴょこより風邪が重かったので具合が悪く、苦しい咳が出ていたのですが、個室だし、家族全員が風邪で、他に付き添える人もいなくて仕方ありませんでした。マスクを二重にして、手をまめに消毒し、部屋から外に出ないようにしました。
深夜2時ごろ、看護師さんがまた酸素をつけに来たときには、「ふだんから睡眠時は呼吸が浅く、ダウン症の特性だと思う」ことをお伝えし、酸素を免除してもらいました。
朝、お医者さんの回診時、元気そうなので病床を占領するのも申し訳ない旨を述べ、退院をお願いしました。
昼過ぎ、とび父・とび母が面会に来てくれて、
とびびがお外へ買い物に行っている間、退院許可が下りました。
点滴からも解放されたぴょこりんは、元気そう。
鼻水や咳は出るものの、入院レベルではなかったようだし、本当に病院や家族に迷惑かけて、私は合わせる顔がなかったです。
鼻詰まり痰詰まりで亡くなるケースはあるか?
さて、話しは少し戻りますが、入院中の回診時、お医者さんに質問しました。
「鼻詰まりと痰詰まりで、呼吸困難になって、亡くなるというケースはありますか?」
「聞いたことはありません。特にぴょこりんちゃんのように、自分の意思で体を動かせる子がそうなることはありません。でも、寝たきりだったり、自由に体を動かせない人が亡くなったときに、もしかしてそれが原因だったのかな?というケースはあります。」
まだ若くて経験が浅いと思われるお医者さんではありますが、こう答えてくださったので、とても安心しました。
そういえば苦しいとき大泣きすればなんとかなっていたのも、そういうことなのでしょう。
何かご参考になればと思います。
また、家庭で痰詰まりを取る方法などありましたら、ご意見いただけたら幸いです。
【痰詰まりを取ることについて、後日追記】
SNSで何人かの方に、医療用カテーテル(細くて長い管)をメルシーポットにつけて、鼻から入れて痰を吸引する方法を教えてもらいました。
怖くてすぐには実践できませんでしたが、数カ月後風邪をひいた時、また痰詰まりで息苦しそうになったので、思い切ってやったところ・・・
うまくできずのどを刺激したようで、派手に嘔吐させてしまい、それ以来できずにいます。
何かコツやアドバイスなど、引き続きコメント欄にて募集しております。(2020年11月)
退院後の静かなる風呂バトル
さて、帰宅後は風呂にしばらく入るなと言われていて、精神的にわーっとなって、誰も見ていない場所で発狂寸前になりました(笑・・・書いちゃった・・・)
体はベトベト。部屋は蒸し蒸し。窓を開けるな、エアコンもつけるな。拷問か?
(エアコンはあとで許可が出ましたが、設定温度高めです)
そして、入院したのも救急車も全部、風呂のせい。
それはどうしても繋がりませんでした。
でも、私はこの家族とこれからも仲良くやっていかなければならないので、喧嘩するつもりはありません。
とりあえず、翌々日の誰もいないときに黙って一人で風呂に入りました。
その次の日から、ぴょこりんもできるだけ誰もいない時間帯に一人で風呂に入れるようになりました。
そのほうが、主人や義母にぴょこりんの風呂の手伝いをお願いしたり、私が風呂に入っている間ぴょこりんのお世話を頼んだりしなくて済むので、自由になりました。
まあ、人生色々ですね??
風邪のとき風呂に入るか入らないか アンケート結果
ちなみに主人と義母には黙っていますが、ツイッターで風邪のときの風呂について、3択でアンケートをとりました。
Q.風邪をひいたとき、蒸し暑い夏で汗ベタベタでも、あなたは入浴しませんか?
71人の方から回答をいただき、こんな結果となりました。
1.完治するまで何日でも入浴しない →1%
2.熱やだるいときは入らず、元気になったら入浴する →76%
3.どんなにしんどくても毎日入浴する →23%
私は2派ですが、意外にも高熱があっても気にせず入浴する3の方がけっこういてびっくりしました。
1の方には肩身の狭い思いをさせてしまったかもしれません。
この結果はそっと受け止めておくだけにします。
また風呂のことで言われたら、医学的根拠がないことや、多くの人がそうしているけど問題なく過ごしていることを、そっとお伝えしたいと思います。
もちろん1でもいいんです。本人が「風呂に入らないほうが治る」という信念を持っていれば、きっと回復への近道だと思います。でも、それを他人に押し付けてはいけないと思うんですよね。
書いていいのか分からないことまでいっぱい書きましたが、まあこんなことがありました。
とびび、がんばります。(何をだ?)